貴婦人ヒリョミの怖かった話
私がまだ実家暮らしをていた時のお話です。
当時働いていた職場はハードで、朝7半に家を出てから家に帰ってくるまでが早くて21時、遅いと23時〜24時まわることもありました。また、お昼なんて食べれないことがざらでしたね。
ある日私は朝寝坊し朝食を食べそこねてしまいました。案の定、仕事が忙しく休憩無しで働き、駅についた頃には夜の10時をまわっていました。家までの帰り道には坂道があり、空腹だった私はその坂がとても長く見え
「はぁ、お腹すいたぁ。もう歩けないよ。」と辛くて泣きながら坂を登って帰ったことを今でも覚えています。辛かった〜。ほんとよくそんな所で働いてたね、私。
そんな日々を送っていたある日のこと、仕事を終えた私は疲れを癒やすためお風呂に入った。
「はぁ、やっぱり湯船に浸かると疲れが取れるわ。生き返るわ〜。」
お風呂から上がった私は喉の乾きを潤すため、濡れた髪をタオルで拭きながらリビングへ向かった。
もうこんな時間かぁ、家族の皆は寝てしまったようでリビングの灯りが消えているのを、ガラス越しにみてとれた。
私は扉を開け部屋に入ろうとしたその時、何か人影のようなものが見えた。私は思わずはっと、心臓が止まりそうになった。よ〜く見てみると
なんとそこには、長い髪を垂らしたおばあさんが…
って、よく見ると私の母が長い髪をおろし、暗闇でテレビを見ながら落花生を剥いて食べていたのだ!
その時の様子がこちら↓
私「ヒ〜っ」
母は振り向きながら、ん?と眠たそうな目で私を見た。
私「電気つけろよ、怖いだろ。」
母「あ〜。」
私「おっかねぇ〜よ〜。」
私は心臓辺りを撫でながらほっとした。
ほんとお化けじゃなくて良かった〜。
まったく〜、なんで暗闇で落花生食ってるんだよ。まるで鬼太郎に出てくる妖怪じゃねぇか!
というわけで、miko姐の思わずヒャッとしたお話でした。
みなさんもこんな感じの怖い体験したことございませんか?
本日もご覧頂きありがとうございました。